日本国内には、多岐にわたる業務が存在している。
それぞれでやるべき事柄は違うが、取り組む際のスタンスに関しては共通点もある。
きちんと目的意識を持って臨むかどうかで、得られる成果が変わる点だ。
仕事上でよく言われる「目的意識」とは、簡単に言うと具体的なゴールを常に念頭に置くことを指す。
与えられた仕事をただ淡々とこなすだけなら頭を使わなくていいから楽だ。
しかし、その作業の中には試行錯誤のプロセスがなく、結果として自分自身を成長させることにはつながりにくい。
会社に勤務する年数が長くなれば役職にも就き、部下に指示を出す機会も増えるだろう。
いつまでも仕事を指示してもらうだけではいられない。
それを踏まえると、早い段階から自分を高める努力をしていくことが大切だ。
そのときにキーワードとなるのが目的意識で、この感覚を持つか持たないかで仕事から得られる経験値が大きく変わる。
一番大きいのは結果を受けて反省できる部分だ。
何も考えずに手を動かし、その結果失敗した場合にはどこが悪かったのかがわからない。
頑張って振り返ろうとしても、比較する対象がないからやりようがないのだ。
これに対して、明確な目標を持って挑めば、仮に良い方向に行かなくても、イメージとの間にどうして差が生じたのかを簡単に検証できる。
この繰り返しが経験となって自身の頭や体に染み込んでいき、最終的にはスキルアップというカタチで自分に返ってくるのだ。
本当にちょっとしたことからでもかまわないので、仕事の際には目的を持って働くようにして、自己の練磨に努めてほしい。